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[特集]北海道第2弾。いがらし先生のお友達、押し花(TVチャンピオン)のたけだりょうさん、そして、アイヌ文様の(伝統を伝える)山岸由史子さん。素敵なお二人(それぞれ)のスローライフをご紹介。

この度記事を提供して頂きました山岸由史子さんから、スローミミ読者の皆様へアイヌ紋様巾着を2名様にプレゼントです。
この巾着は山岸さんが読者の皆様へと思いを込めて手作りして頂いたものですので、2つと同じ物は無い大変貴重な物です。
<応募方法>
プレゼントはご好評のうち終了いたしました。たくさんのご応募有り難うございました。当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます




 
押し花に携わる生活を始めて早いもので12年になります。

草花はこの世の中にあるものの中では大変ちいさな存在ですが、そのひとつひとつに生命の神秘と宇宙があるのだと感じています。

押し花は大変細かい作業ですから物凄い集中力と忍耐力が必要になって来ますが、そんな極限の状態の時にふっと物事の真理を教えてくれるのです。
何も語らない小さく可憐な存在なのに物凄く大きな力を感じるのです。

 



なので私の作品づくりは、こういうストーリーにしようと計画を立てた後は 全てを草花に任せるようにしています。

そうすると、草花の方から「私はここがいいわ」とか「私を使って」という声が頭の中に聞こえてくるのです。その声と対話しながら作り上げるのです。

このような作品づくりができるのも、自然のエネルギーが一杯溢れる北海道での生活があるからだと思います。どんなに辛い事があっても無条件で自分を受け入れてくれる力ってありがたいですね。
ですから、私はそ の北海道の自然の安らぎを押し花を通して沢山の人々に伝えたいのです。

2001年に漫画家のいがらしゆみこさんとのコラボレーションをさせて頂きました。漫画に花を添えるという事は始めての試み、
一人の少女が佇んでいる絵。
この少女は誰に向って微笑んでいるのか、そして何を思っているのか。
いがらし先生の想いと私の想いと。
始めの一輪を絵に添えるまでは、大変な時間を必要としましたが、自分自身への新しい発見と学びがあるよい試みでした。
illustration :Yumiko Igarashi /pressed flowers:Ryo Takeda

画像をクリックすると拡大判が御覧になれます。
 
これからの北海道は良い季節です。
冬が長いので、草花達は自らの成長に全エネルギーを集中するかのように、一気に咲き誇ります。何も言わず、生きるということに無心であるその姿に私はいつも感動と感謝の心を感じます。

現在北海道(利尻町観光振興大使)の観光大使を勤められているたけだりょうさん。作品の中にも利尻昆布を使用したり、豆を使用したりするそうで、たけださんにとってはどれも皆輝く宝石に見えると語ってくれました。







 
ダイナミックで勇敢な柄。代々女性の手によって受け継がれている。女性の情念が宿っているとも言われるその紋様は時代を超えて伝統の美となった。

私がアイヌの伝統工芸に思いを寄せる切っ掛けとなったのは今は亡き夫に連れられて行った博物館巡りでした。「今アイヌの紋様を(衣服の製作他)学んでおかないと、途絶えてしまうかもしれない。勉強する意志があるなら、やってみるといいよ。」という夫の言葉に後押しされて三上マリ子氏に学びました。
あれから早いものでもう30年近くの月日が経ちました。

 
アイヌ紋様はシンメトリーで大胆な構図です。これらは狩りに出かける男達の為に、または日常の生活を魔物の恐怖から身を守る為に神のご加護があるようにという願いを形に込めた物だと言われています。

 
たとえばそで口の紋様は悪霊が入り込まない様にする為であり、代表的なモチーフのアイウシは、とげで身を守るという意味でモチーフの角にとげ状の刺繍をします。シクは神の目と言われ、背中の大事な中心部に入れる事が多く、モレウは静かに渦を巻いている状態を示しています。

アイヌ紋様は見る人によってさまざまに見る事ができるでしょう、現代に生きるその人の心の状態を映し出す鏡なのかも知れません。というのも残念ながらアイヌ紋様は研究され始めた時期がすでに遅く、紋様の意味の資料として現存しているものが少ないからなのです。

 
外に出て狩りをしたりする男性が着る衣の方が、女性の物より柄が手の込んでいるのが特徴のひとつです。アイヌの女性達が、男達に対してどうか無事で帰って来れますようにという願いを、一針一針に込めながら縫い上げていく姿を想像すると、深い愛情とそれを神に届かせんとばかりに発展した美意識に敬愛をおぼえます。


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