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建国50周年のマレーシア。この国は、半島部の西マレーシアとボルネオ島の一部東マレーシアからなる。世界第3位の面積、ボルネオ島は、マレーシアのサバ州・サラワク州、
ここに挟まれるかたちでブルネイ、さらにインドネシアのカリマンタンとなる。

 今回訪れたのは、サバ州の州都、コタ・キナバル。独立の時に名付けられたこの名は、街から見えるキナバル山に由来する。コタは街、キナはチャイナ、バルは未亡人の意味だそうだ。

 ボルネオ島北部は、イスラム教徒よりキリスト教徒の方が多数だそうで、なるほど、スカーフを被った女性は多くはない。また、中国系住民が多いので、市中の看板は漢字表記されているため、私達には妙にわかりやすい。教会の看板も「天主教・聖巴特力教会堂(セント・パトリック)」となっている。
 日によっては、コタ・キナバル直行便もあるのだが、私達はクアラルンプール乗り継ぎ便で、深夜のホテルチェックイン。
翌朝、なんと賑やかな小鳥のさえずりで目が覚める!
海に面したリゾート・ホテルで極上気分。実は選んだホテルは空港直近なので、目覚め後は、もれなくジェット機の音もついてくるのだが、小鳥は負けていないし、毎朝、何とも言えない美しいさえずりで目が覚めた。しあわせ…

観光客は、韓国、香港、台湾からの人々がほとんどで、正直圧倒される。
が、朝食時に、レストランのスタッフの若い男の子が、日本人とわかると
「NARUTOが最高!」と忍者のアクション付きで話しかけてきた。
日本のコミックス・パワーも実感。
船で15分ほどの沖合の島に渡って遊ぶ。いくつも島があり、大型モーターボートが何島か寄りながら運んでくれる。
確かに「高速」とうたっているが、半端じゃなく飛ばす。お尻が痛い、お腹に響く、みんなで悲鳴を上げながらマヌカン島へ。
 船着き場に魚が寄ってくる。お約束の「魚のエサ」が販売されているが、とにかくたくさんいる。
ビーチでも、シュノーケリングをするまでもなく、ゴーグルで充分。
けだるい海の風に吹かれながら聴いた、小野リサさんの「Bossa Hula Nova」にうっとり。
ちょっと方角が違うけれど気にしない…
 
 市内から車で2時間ほどのキナバル公園へ。シンガポールよりも広い面積と聞き、改めて島の大きさを思う。車は気づくと時速90くらいで走っている。「制限速度は?」と尋ねると「う〜ん、たまに標識が」とガイド氏。別の日に見つけた標識には80と書かれていた。なるほどと得心。

 日本軍が掘り当てたポーリン温泉に到着。ポーリンとはこのあたりに多い竹のことだそうだ。露天の入浴施設。
ここでのお目当てはジャングルのキャノピーウォーク。
熱帯雨林を地上41mから見下ろす、スリリングな吊り橋。
 揺れると怖いので、さっさと歩いてしまいがちだが、「そりゃもったいない」と気づき、足下を見下ろす。地面は見えないが、深い、つまり高い所にいることを思い出す。周囲の木がとにかく大きいので、宙に浮いている感覚はないので、だんだん面白くなってくる。
ここでないとできない経験だ。もう、みんなキャーキャー大騒ぎ。
 
帰りに、温泉で足湯。けっこう高温のお湯。もちろん水着着用で浴槽に浸かることもできる。歩いてきて最後に温泉。うまくできている。
植物園も見学。
ボルネオ島と言えば「ラフレシア」だが、残念ながらこれはオブジェ。
園内を歩きながら、ウツボカズラ、シャクナゲ、ランなどを見て回る。
 別の日は、午後2時半にホテルを出発し、マングローブ保護区へテングザルを見に行く。
クリアス川のリバークルーズ。

 夕方になると、テングザルはマングローブの新芽を食べに出てくるのだそうだ。ボートを操りながら、サルを見つけると近寄って停まってくれる。こちらも慣れてくると、樹にダラーンと長く尾が下がっているのがサルだとわかる。サービス精神旺盛にジャンプもしてくれる。揺れるボートからズームの写真、これはムリ、諦めて心のアルバムに。
 夕食後、再び乗船し、ホタルを見に行く。ライトで照らした先に「ワニがいるよ」。赤く2つ光っているのがワニの眼。わぁ、ボートから落ちたら大変。ほどなくホタルのはかなげな光が見えてくる。ほぉう、と思うが、「まだ、まだ、これから!」。突然1本の樹がクリスマスツリーのようになっているのが目に飛び込んでくる。幻想的な眺め。どうしてこの樹に集中?と思うが、これこそ、心のアルバムに。綺麗でしたぁ…

今回のツァー、朝食だけのパックだったので、美味しいものは街に出て食す。ショッピングセンターのフードコートが強い見方。1リンギット・1RMは約36円。

ショッピングセンターで面白かったのはマッサージ。
【ゆ】は山歩きでふくらはぎが張っていたのでフットマッサージ、30分20RM。観光用DVDを見ながら、ゆったりと、痛い・気持ちイイ、のお馴染みのマッサージ。【と】は肩が凝っていたので、メニューでは60分のコースを30分にしてもらい30RM。肩を揉んで貰うつもりが「はい、シャツ脱いで」。オイルを塗って貰い、リッチな気分だったそうな。「日本に帰ったら、友達に宣伝して」と言われて店を出る。
はい、宣伝しましたよ。
のんびりと南の島で過ごした極上の時間だった。

文/茂木雪





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